ゴジラ-1.0

映画ゴジラ-1.0見てきました。You Tubeで世界で高評価ってのがたくさん流れてきたので、怪獣映画とか映画館で見たことないけどなんとなく見とこーって軽い感じに行ってきました。久々映画館のキャラメルポップコーンを食べたかったのもある。映画館は渋谷の東宝シネマ、最後の時間しかやってない模様でチケットはネットで予約してみました。最初の上映してから結構時間が立ってるので見たのは小さめのSCREEN4です。前から二列目で前は人なし、少し見上げる感じなのでもうちょい後ろでも良かったかな。でも人の頭ナッシングなのは快適ですよね。ポップコーンはちょっと多すぎで途中であきたので次回はポテトとか食べるかな。そんなことを思いつつ久々の映画館での映画を見た感想は、ツッコミどころはあるけど面白かったです。ゴジラの出方がホラーっぽいってお話を見たのでホラー苦手な私はちょっと警戒してましたが、それほどではなかったです。

以下ネタバレを含みますのでネタバレOKの方のみ続きを見てください。あくまでも個人的感想なんで細かい設定とズレてる間違ってる場合があります。

導入大戸島パート

というわけでネタバレ感想。主役の神木隆之介くん演じる敷島は特攻隊の方です。神風特攻隊として特攻するはずが、どうにも特攻が怖くなって大戸島の守備隊基地に機体の不具合ということで着陸します。飛行機なんか降りれなさそうな整備されてないでこぼこの滑走路なのに無事着陸ということで敷島が腕がいいパイロットであるのがわかります。このあたりの映像CGやんなと思いながらみとりました。着陸後機体を見てもらうがもちろん不具合はない。でもこの整備の偉い人?橘(青木崇高)と敷島は知り合いで腕がいいと褒めるも、謙遜自重敷島。まあ特攻が怖い人がいてもいいんじゃないか的な事を言います。実際はそんなに甘い対応じゃないだろうけど守備隊の方はまあ特攻側ではないので若干まろやか対応なのかな。もちろん自分が情けなくて凹む敷島です。すると眼の前の波打ち際に変な生き物がぼこぼこういてくる。なんかどこかで見たなーと思ったら、釣り動画とかで海の底の方から魚引き上げると膨れる魚の感じに似てた。思ったとおり浮いてたのは深海魚でした。

夜になりなんか怪しい地響きでゴジラ登場!急展開。出てくるの急だし大きい怪獣は怖いってでもこれでもまだ小さいめなゴジラさん。 守備隊の一人が島民から聞いてゴジラって怪獣がいるって聞いたと語るお約束、もっと早く言えー。どうみても勝てない怪獣をみて、みんな逃げ出すも割と近くにまとまって潜む。いやいやもっと遠くかバラバラに逃げようよと思わずにはいられない。あとゴジラの回避の仕方も島民から聞いとけと思った。皆さん隠れたところで橘は敷島に戦闘機の機銃をゴジラに撃ってこいっていうんですよ。パイロットは敷島だけだからと、めっちゃゴジラが迫ってる戦闘機にいけと無茶振りするの。

でここで思ったんだけどこの中にパイロットは確かに敷島だけなんですけど、皆様整備士なんですよ。一般島民ならまだしも機体に詳しい整備士なんでどこを動かせばいいかはわかるはず、機銃を引くくらいならぶっちゃけ誰でも行けるのに、橘は俺ら守って死んでこいを言い訳付けて言ってるようなもんじゃんと私には感じたんだ。第一犠牲者になってこい的なね。もちろん撃ったあとに操縦して離陸で逃げれる可能性をと言われれば分からなくもないけど、めっちゃゴジラが戦闘機の前にいて絶対離陸できないわけ。でも言われるままに敷島は見つからないよう近づき戦闘機に乗ったけど眼の前でゴジラを間近で見たら恐怖で固まる。もちろん整備士達は別場所で撃て撃ていってるわけですけど、ゴジラにめっちゃ見られてるしで敷島はトリガーは引けなかった。敷島をひと睨みしゴジラはそのままどんどん隠れている整備士達の方に近づく隠れていた整備士達は恐怖で近づくゴジラを銃で撃ってしまう。効くわけもないし居場所もバレるしゴジラめっちゃお怒りで蹂躙開始。某大型巨人なみの蹂躙っぷり。頭からがぶーとして咥えてぴょいと投げるし、尻尾でバゴーンとふっとばされるし踏み潰されるしでやりたい放題。

髪視点的観客からみればさ静かに息をひそめてればゴジラにバレなかったと思うけど、人はそんな冷静に対処できないわな。人が恐怖に飲み込まれたら身がすくみ硬直してなにもできないか、無茶な攻撃に走るか大体どちらかな展開なんだな。結局は吹き飛ばされ気絶した敷島と足を負傷しつつも橘は生き残るがそれ以外の方は亡くなってしまう。橘は皆の遺体をきれいに並べみんな生き残れたはずなのにとお前のせいで死んだと敷島を責めて敷島のPTSD出来上がり、引き上げ船でトドメの亡くなった皆の持ってた写真を押し付けるの追い打ちもかけてる。でもねなんか解せないだ。だって終始橘は皆より冷静めでゴジラを機銃で倒せないかと対策を考えたり、恐怖で攻撃した皆に銃を撃つなと静止してたわけで、敷島がビビリだってわかってたはずなんだから自分が機銃うちに行くのが正解だったのでは?と。後のゴジラよりは小さめとは言え絶対倒せなかったと思うけど。

悪いのはゴジラなはずなのに、ずっと最初から責任を押し付けてるように見える橘が、特攻隊の敷島は死んでもOKで整備士で戦地に行かず生き残るはずの自分や仲間は死ぬのはNG的な思ってるようにみえて個人的には腑に落ちなかった。ただ橘も誰かのせいにしなきゃやってられなかったのかもだけど。人のせいにしちゃえば楽だもんね。映画では多分ここはそんな引っかかるとこじゃないはずだけどねw

東京の暮らしパート

敷島は戦地から家に帰るが、あたり一面酷い有様瓦礫の山ばかり、自分の家があった場所には倒壊した家らしきものしかない。そこにいたお隣のおばさん(安藤サクラ)に両親の消息を聞くも亡くなったと聞かされるし特攻隊なのに生きて戻ってきたのを責められる。お前ら軍人がしっかりしないからみな死んだのだ戦争に負けたと。もちろん酷いとは思うんだけど、それは私がこの時代の人ではないから。この前の軍人同士と一般人では立場も違うしおばさんの子供は軍人になりに行く年でもなさげだから、誰かのせいにして八つ当たりしたくなる気持ちも分からなくもないとも思えた。そういう次代やもの平和な時代の人間がどうこう言う話ではないとも思う。敷島の母親だったら生きて帰ったことだけでいいと思ったのだろう。実際手紙で書いてあったのにとつぶやくしね。ここでも敷島には救いの手が届かない。逃げることが許されないそんな時代。安藤さんこういう役うまいよなぁ

しばらくたち、敷島は。盗みを働きめっちゃぼろぼろな感じで逃げるおねえさんに赤ちゃんを押し付けられる。敷島は基本押し付けられる人生なん? 敷島しばらく待つがなかなか戻ってこないので一旦あかちゃんをその場に置いていこうと思うもできず連れて帰ろうと移動したところに出てくる逃げたボロボロのおねえさんがヒロイン典子(浜辺美波)。この典子めっちゃ図々しいのね。そいでお人好しを見抜く才能あり、でも自分もお人好しだった。彼女の連れてる赤ちゃんは実は自分の子供ではなく託された赤の他人の子供でびっくり。名前をきかれ指差すと着物にアキコと名前が縫い付けてある。敷島についてきて2人が家に転がり込んだときにそんな無謀さに言い合いになり典子がパンパン(売春婦)にでもなれというのかと切れるが返す言葉がドライな敷島「このご時世だから仕方ない」発言は一部の人に絡まれそうだけど、そのくらい余裕もなかった時代の話なんだよな。そのくらいの覚悟が必要だったわけだ。

ここで再び絡むお隣のおばさん、チクッと敷島に典子と赤ちゃんのことで嫌味を言うが、典子とアキコの実の話を聞いたら色々呆れつつも赤ちゃんのために大事なお米を分けてくれる。そりゃ子供をなくしたばかりの人だものね。おばさんの心も変化してきたこのあたりが人情感ありの歪でも少しづつ戻りつつある日常が垣間見える。

敷島は子供のため三人の暮らしのために危険な仕事だけどお給料のいい仕事を見つけてきます。典子は無茶な仕事はしなくていいと心配するも、危険ではあるけど死にに行く特攻や戦争と比べたら危険ではないと返す敷島。仕事は海にまかれた機雷のお掃除係。磁気式機雷とか機雷の掃除の仕方とか雑学的に知識としてなるほどとみてた。浮かんできた機雷を的確に撃ち爆破させる腕がよく敷島さんめっちゃ活躍します。お仲間はちょい口が悪いけどマジいい人の秋津(佐々木蔵之介)、キャラ的一番好きな学者さんの野田(吉岡秀隆)、坊や扱いされてる水島(山田裕貴)の3人。水島だけ戦地にはいってないので軽口で戦争が長引けば自分も戦えたのにみたいなことを言って敷島さんに胸ぐら捕まれ怒られる。悪気がないのが一番始末が悪い件ではあるがちゃんと失言と気がついてたので救いありですね。悪気なかったんだからと誰のためにもならないフォローいれる浅慮の極みの人居ない。仕事仲間とも打ち解け、順調に事故なく稼いで敷島はバイクに乗ったり家を建てたりだんだん生活も向上して家の周りもシーンが進むごとに徐々に復興していく少し希望が見えてきてる。

家を立てた敷島のところへ仕事仲間がみんなお祝いに来て典子とのことをからかうが奥さんではないという典子。敷島は実際の典子とアキコとの関係を話す。それでも口を出す秋津だが敷島にはどうしても忘れられない悪夢とPTSDがあるので色々悩み踏み切れない葛藤がある。心の傷に時間は必要だけど時間がたったとしても解消されるかわからないのがPTSD。心を治すのが一番難しい。意外と脳にダメージ受けてるのかもしれない。

敷島が抱えてたのはPTSD←サバイバーズ・ギルドというものらしい。ゴジラや死への恐怖と仲間を助けられなかった見捨ててしまった、そして自分が生き残ってしまったという罪悪感がうみだすもの。生きててよかったはずなのにね。生き残ってしまったことが自分を苛む。人の心って本当に難しい

典子は敷島を好きだけど悩める敷島の態度からいつまでも迷惑をかけたくない思いもあり典子も銀座で事務員として働き始める。敷島は戦争の傷痕の役で両親を失うも知らぬ子を育て敷島の世話をし働きに出る典子は戦後復興のシンボルの役なんだろう。典子が働きに出る間は隣のおばさんがアキコの面倒みてくれる昭和のご近所さんとの助け合い的な。おばさんも子供がそばに居て癒やされてるのかな。でもおばさんは働いてないのか?旦那さん生きてたのかな。ちょっと妖精さんっぽいな。

敷島は悪夢で目覚め心配し寄り添う典子へ自分のしてきたことを打ち明ける、特効から逃げたことやゴジラがでた大戸島でのなにもできなかった話。人に吐き出して楽になったのか両親の遺影や写真に向かってもう一度生きてももいいかと問いかけ前を向き始めた

ニュース的モノクロシーン

それとは別にモノクロシーンが入る。人間模様だけでなくゴジラの話も進行していくわけで。実際のアメリカの核実験とゴジラの話をいい感じにミックスしてゴジラは核実験から生まれたんだよー的な場面ですね。水爆→眠ってた恐竜?が目覚め核実験の放射能とかで怪獣に変異で怒って暴れるだったっけ?-1.0はまた違う設定あるのかもだけどもそういう認識。人間の愚かさで生み出される脅威のゴジラ先輩は放射能まみれで無関係な日本に乗り込んでくるのが迷惑極まりない。行くなら実験した国に行ってくれ。核や放射能に反応して寄ってくるにしても東京じゃないよな。でもあの湾の地形が敵が乗り込むぜって感じ出せるのわかる。それはそれとして実際の核実験とかの話ちょっと知ってるだけでもこのあたりは別ベク取りでも楽しめるかも。調べ直してみるとこれかと思い当たることもあるはず

ゴジラモノクロ

巨大ゴジラ爆誕

ゴジラ先生核実験の影響で巨大化するわ異常進化する。ここから怪物ゴジラの本領発揮。潜水艦と駆逐艦ぶち壊します。ネッシーみたいに巨大な背びれとかも写真を取られて生存確認もされる。なんだけども原因かましたアメリカは冷戦の関係上ソ連を刺激したくないので助けてくれない。さっくり見捨てて日本に自分でどうにかしてねときたもんだ。お情け程度に駆逐艦とか船を返されるも武装は解除されていてゴジラに抵抗できるすべもない。まあそうだよね。少し前までは勝ち目が薄くても特攻までしてくる敵国だったのだから、武力は渡せないのだろう。自分を自分の周りの大切な人たちを守るすべを持たないことの怖さ。だってゴジラには言葉なんて通じないし、人間でもない。しかも理不尽な蹂躙してくる。守る力は大事なのはこういうとこ。言葉でいくら言ったところでこっちのことなんて考えず命乞いナニソレオイシイノ状態。思考停止して話せばわかるはず口撃したところで一蹴にされる。だけども生き残りたいなら状況を理解し考えることは放棄しちゃいけない。

そんなゴジラが迫るなか機雷掃除用の木造船なのになぜか足止め係になる敷島たち、シンガポールから高雄っていう重巡洋艦が戻ってくるまでの時間稼ぎらしいけどまたもや無茶振りされる。まあここでも実際のゴジラの怖さを知ってるのは敷島のみというわけで、文句はいっているがまだ皆さほど本当の危機感を感じない。面倒事を押し付けられた感のが強い。

深海魚が浮かんでくるお約束のシーンで敷島はゴジラが来ると警戒。原爆で大きく成長したゴジラさん登場でお仲間の船がやられる。ここで他の人も思ってたよりずっとゴジラがやばいのを実感する。でとりあえず回避するが追ってくるゴジラ。でも対抗手段として海から拾った機雷は2つだけ。1つ目落としてゴジラに当てるが全然効かないし、すぐ再生するゴジラへの絶望感たらない。そこで野田が体の中は外より弱いのではと口の中で機雷を爆発させる案をだしなんとかゴジラの口の中で機雷を爆破したら狙い通り効果はあった。体の中の再生はずっと遅い模様。ちょいグロいけど

それでもむかってくるゴジラさん。もうおしまいかもと思ったらそこへ戦艦到着。危機一髪助かったと思ったが…ゴジラ放射熱線発射であっという間にやられてしまう。畳み掛ける絶望感よ。そして気絶して暗転。病院で目覚める敷島。皆無事で水島は腕に怪我しているが元気そう。とりま4人は生き残これた。

ゴジラさんが放射熱線発射するときの来る来る感はロボットアニメとかっぽいワクワク感あるけどこっちに撃たれるもんだから嬉しくはない。かっこいいんだけどもさ

ゴジラ日本上陸

包帯グルグル巻きの敷島は家に戻りお家で待機。ぎこちなくアキコと遊んだりしているところへラジオの放送でゴジラが銀座方面に来襲と放送される。驚く敷島。典子の勤め先が銀座なんだよね。そりゃあ焦る

そして躊躇なく銀座に襲来のゴジラさん見たことあるビルとかぶっぱしてます。自分が巨人か怪獣になったらやってみたいビルぶっぱ。でもきっとジオラマ潰すの忍びないと思ってしまうよな。

したい放題のゴジラさんを倒すべく戦車が来るけど倒せない。ゴジラを見て立ち止まったり逃げ惑う群衆の中に見知った役者さんがいるのが、ちょっとウォーリーを探せ感。私は橋爪さんともう一人名前思い出せない方を確認。ドラマもみないしテレビも見なくなって久しいのでドラマをよく見る人ならもっと見つけられたのかしら。あと世界崩壊しそうなときもお構いなしの屋上でのレポーターの皆様は変わらない。でもいるんだよね災害のとき自分が逃げるよりも人々の安全のため最後まで避難を呼びかけるようなそんな人達も映画ではだめな方が滑稽で絵にもなるけどさ。

そう言えば映画でながれるゴジラのあのテーマソングですが私なぜか歌詞を「ゴジラ ゴジラ ゴジラとメカゴジラ」で覚えてるのであの曲流れると緊迫感あふれるシーンになるはずなのに一人愉快な感じに頭の中をその歌詞が巡るのでどうにかしたかった。なんでそれで覚えたんだろw ゴジラとメカゴジラとか見てないしな―わからん。

暴れまくってるゴジラを典子が電車からアレがゴジラ?ってやるんだけどここからのシーンは見ながらツッコミ入れてた。危機感ないんだもん。信じられないものを見た驚きはあるかもしれないが、完全なる思考停止の間は好きじゃない。パニックのがまだわかる。だってこの人ゴジラの話をきいてるんだよ、ただの情報ではなく恐ろしさをね。情報が0ではないのだ本当に始めてみた人の場合なら思考停止もありだけど。そんな間載ってる電車にゴジラから投げつけられる別の電車。結構衝撃でかそうなんだけどもそれほどでもない、電車から逃げる人々もいるけど典子はただ見つめるのみ、次に乗ってる電車がゴジラにひょいパクされ、他の乗客は滑り落ちていく中で典子は電車の中で一人だけ椅子にうまい具合に捕まる。隣にも人おったよなとか思う。落ちないよう頑張る長尺の電車の中で頑張るシーンからの川ポチャで助かる典子。川に落ちるまでもうちょい短くてよかった個人的にこの長尺シーンいらんしテンポ悪く感じた。作りもの感でてたし頑張るさまも綺麗すぎて余計にもう少し見せ方あったような気もした。終始銀座の典子は必死さが見えないのよね。生きるために盗みを働き逃げ切るために見ず知らずの敷島に赤ちゃん押し付けたり他人の家に居座ったりして生きるために必死な人なのになんかお上品すぎて違和感だった。

※初代ゴジラである電車咥えたシーンを電車の中からやりたかったのではと書いてる人を見かけたが、それを知ってなお長いと思うしキレイすぎだと思う。

次の場面では水の中に落ちたはずの典子がなぜか逃げまどう群衆の中にいる。しかもボーっとしながらよたよた歩き逃げる人のじゃまになってるのもなんでやねんと思った。ボーゼンとしてるなら水場の近くで座り込んでるのならわかるのに、わざわざゴジラの方に行くのはなぜなのさセニョリータ

そんなところに敷島が助けに来る。主人公的お約束だがよく見つけたなというのと電車は機能してないのにどうやって来たのかとは考えちゃいかん話が進まんと別方向につっこみつつ。逃げる2人にゴジラさんは容赦なし放射熱線を放つためのお約束のトゲトゲ充填。そしてものすごい爆風。それまでちょっと頼りなかったのに典子はとっさに敷島をビルの隙間に突き飛ばしたので敷島は助かるしビルもキレイ。立ち上がりビルの間からでたらあたり一面瓦礫の山、典子の姿は見えない。ゴジラの放射熱線細く長くまっすぐだけぶち壊すんだね。またも絶望に突き落とされる敷島。生きようと思ったのが行けなかったのか、忘れるのは許されないのか…言葉にもならない意味もなさない言葉しか出せない敷島に黒い雨が降り注ぐ。原爆のあとに降る黒い雨と同じ。放射能探知機のようなもの放射能測定してるような人や瓦礫で人を探すに探せずのシーンとラジオの生存者の発見は絶望的なニュースのナレーション。典子の行方はわからず死亡?なんだろうか。

典子の行方はわからないまま時は進む、アキコは面倒見てくれているおばさんにお母ちゃんは?と聞く。おばさんは遠くにお仕事に行ってるとアキコに話す。生みの両親を戦争でなくし育てのお母ちゃんの典子もゴジラのせいで居なくなる。戦争も災害も大人からも子供から容赦なく大事なものを奪っていく。

されどゴジラはまた日本に来る

海神(わだつみ)作戦

クライマックスに向けてゴジラを倒すために戦わなきゃいけないのに政府は動けない。今の政府と重ねて叩く人もいるがそうじゃない動いたら余計面倒になる。アメリカさえ冷戦で動けないのに占領下の政府が動けるわけがない。叩くのは簡単だがあまり役に立たない。代替え案をだせる人が優勝。結局この状況での最適解は民間主導でやるしかないが声がかかり集められたのは海軍関係者が大半。戦争から無事に戻ってきたのにまた死地へいけという話。強制ではないから辞退する人たちもでるが、誰かがやらなければと立ち上がる人もいる。死ににいけと言うのでなければ戦争よりはたいしたことないみたいな男意気を感じるセリフもあります。

野田さんの考えた作戦(わだつみ作戦)はまあ無理ありありなんだけど、まずはゴジラを一気に深海にしずめだめなら逆に一気に引き揚げるという作戦。引き上げるには民間の企業も協力。この民間人の技術者さんたちギリギリまで調整し確実に成功させるために戦艦に乗り込むんだよね。人任せにしない職人魂(こういうドおまけ的なとこに反応するw)。作戦は成功するかもわからないけどやるしかない状況。野田さんはそんな中これは死ぬための戦いじゃない未来を生きるための戦いだと言い皆を鼓舞するのです。お約束なセリフだけど、おお!ってなる。やっと登場人物と今を生きる自分との考え方がシンクロしたシーンだから。戦争を知らない世代(まあもう結構なおばさんですけども)にそうだよねって思えるセリフがやっと出てくる。綺麗事だけど、ゴジラ相手にみんな死にに行く覚悟さえしてるんだろうけども。余談だけど司令官役の人がバッチリイメージ的にあっててよかったなぁ。本物はもっと厳し目なんだろうけど。戦争は終わってるしね

上手くゴジラが作戦ポイントまで誘導できるか問題がでるなか敷島はゴジラを誘導する役をかって出る。このとき密かに特攻の覚悟を決める敷島。うまく誘導しゴジラから逃げ切るためには戦闘機がほしいところ。なんかうまい具合に忘れられた戦闘機発見される。これを整備すればゴジラに一矢報いることができるかもしれない。この戦闘機飛んだらわかるけど見た目がよく知ってるものと違うんだよね、見たとき一瞬脳がバグった。前と後ろが反対な感じなんだ。戦闘機としてはありなのかな?

敷島は戦闘機の修理のため橘を探すことに。期限がある中なかなか見つからないので他にも整備できる人間はいると言われるが頑なに橘を探す。でも探すにも難しく最終手段で橘と繋がる可能性のある人たちへ手紙を出す。そして闇討ちに会う敷島。ボコられる犯人は橘。見つけ出すためにわざと手紙で大豊島でみんなが死んだのは橘のせいと書いてよびだした模様。あながち間違ってないwと思う私。怒れる橘に終わりにしようという。敷島はゴジラの弱点である口の中に特攻するつもりだが、皆にバレてはいけないだから橘に戦闘機に爆弾とか色々仕込んでもらうための整備をしてもらいたかったので無理矢理でも探し出したのだ。橘ならゴジラも知ってるし敷島に厳しいし仲間の恨みもあるし適任なわけですな。そして戦闘機の整備が始まる

※しかし拘るのはわかるけどゴジラいつ来るかわかんないのにずいぶん余裕あるな―って感じで時間の感覚バグってるのこのあたりのシーン。橘さんすぐ見つかっても良かったかな。ゴジラの時間と人間時間が噛み合ってないから、もう少しゴジラ潜伏する理由があるか人間ドラマに緊張感あったほうが良かったかも

決戦が決まりやる気満々の水島だけどお前は怪我が治ってないから船に乗るのはだめと言われる、理解でず叫んでる水島をほって歩き少し離れたところで秋津は若者は生きろと時代を繋げという。野田も同じ気持ちなんだろう。でも水島は水島でずっとなにもできなかった思いがあるんだよね。別に戦うのが好きなわけではないんだよ。皆の役に立ちたかったんだと思う。なにもできない辛さなんだよね

敷島家ではお母ちゃんどこと泣くアキコ チョイ棒演技なのがきになるwそれは置いといてアキコはおかあちゃん恋しくて泣くんです。そうここでは泣くんだよお母ちゃん大事はずなんよ

敷島はお隣のおばさんにアキコを任せるため眠る枕元の封筒に手紙と現金をいれる。目が冷めその封筒を持ちおばさんのところに行くアキコ。封筒の中身を見て敷島の覚悟をしるおばさん。そんなアキコとおばさんのもとになにかの知らせが届く

ラストバトル突入

作戦を開始するために船へ荷物を積み込む人々。敷島は戦闘機に乗るために整備場所へ。そして最終防衛線をゴジラは突破してくる。思ったより早い上陸というていだけどずいぶん待ってくれてたと思うよ空気読んでるゴジラ先生。そして機体の装備しているミサイルとかの説明を橘に受けて戦闘機で飛び立つ敷島がゴジラの前に登場しゴジラを戦闘機で煽りおびき寄せ誘導する。それに合わせ急いで出港する戦艦チーム。

予定の深い海溝の場所で作戦開始。ゴジラをくくるためにギリギリぶつかりながらもゴジラを海溝に鎮める装置を体にまきつける。そして一気に鎮めるべく水中どぼんスイッチは秋津が押す。一気に沈めてもしかしまだ元気そうななゴジラ。今度は一気に浮上させるべくもちあげスイッチを押すのは野田さんかわりばんこがチョイ面白い。この浮き上がるときのゴジラちょっとおまぬけで可愛いんだよね浮袋に囲まれるゴジラ。子供が浮袋で遊んでる感あります。実際はパワーありすぎて逆に引っ張られ途中で止まるしさ怖いんだけども。もう一度引き上げようとするが上手く行かず引き上げのクレーンとか折れるし大ピンチ

そこへ置いていかれたはずの水島がお仲間のいろんな小型船団をつれ登場する。来ちゃったもんねのいたづらっこ感と役に立つでしょのどや感ダブルのせが緊迫してたときにちょい微笑ましいシーンです。戦艦2隻じゃだけじゃ足りなかったゴジラの引き上げを手伝う。ゴジラ上がってきた時に小型船団蹂躙されないか心配したよ。そして浮かび上がる激おこゴジラさん思ったよりダメージなしです。でーすーよーねー。ゴジラが咆哮充電そこで再び敷島が登場そしてゴジラの口に特攻する。口に咥えられ失敗かと思うが戦闘機は爆発

内部ダメージが大きく再生しきれないゴジラは倒れ海に沈みゆく。特攻してゴジラと一緒に散ったと思っていた敷島はパラシュートで脱出していた。 実はちゃんとちゃんと脱出装置を作っていた橘と整備士の皆様。そうもう戦争は終わった、終わったのだから誰かのせいにせず誰も責めず。命は大事にするべき生きて帰ってこいということ生き急がなくていいこと命を大事にの時代に変わってきたんだということだよね。無事な敷島に喜びそして倒れゆくゴジラに敬礼する人々。畏敬の念の現れかな。怒れるゴジラは荒神様なのかもしれないし、自然の神様なのかもしれない。海を汚した人間たちへの怒り、なんでか核実験してやらかしてる国より日本に来るのさと思うけど、自然の影響を受けやすい海に囲まれた日本に来ちゃっうんだろうな。自然って理不尽だしね。ゴジラは大戸島でも神様だったのかもしれないね。作戦名も海神だし海から生まれたものだし日本なら怪獣だって八百万の神様としてもありだろう。

ラストのゴジラとの戦いはお約束満載だけど良かったので映像で見てほしい。

そしてエンディング

ゴジラを倒して港にかえると隣のおばさんがアキコを連れて敷島の元へ。展開表情で届いたのは嬉しい知らせだろうとはわかる。

敷島はアキコをつれて二人病院に向かう階段を登り病室に入ると典子 生きてるのまじでー?ってなる包帯ぐるぐる巻だけど元気そう。ただ感動的シーンなんだけどずっと違和感がある。敷島は喜ぶんだけどアキコが無反応なんだよ。泣いて探してた母ちゃんそこにいるのに笑いもせず近寄りもせず無反応なのが不思議だった? まあ病院の雰囲気って子供には違和感でしかないのかもしれないのかと思いつつももやっとした。私も子供の頃に病院へお見舞い行くって怖かった覚えはあるでも入院してる人が元気な人ならそこまで怖がらなかったけど包帯ぐるぐる巻でわかんなかったか怖かったのかかな

あと気になるのは典子の首あたりに黒っぽいあざ?みたいなのが見えること被爆なのかな?

ただあんな吹き飛ばされて生きてる方がおかしいので典子はゴジラ細胞に取り込まれ別の生き物になった説あるらしい別物になってたならアキコが無反応も納得できるけども。ゴジラウィルスかなんかなん怪しくても多分家族的にハッピーエンド?になるのかな。それでも典子に浩さんの戦争は終わったのかきかれたときに敷島は救われたのかもしれないし傷一つ分塞がったのかもしれない。

そしてエンディングでスタッフロールがながれる。映画館はスタッフロール終わるまで見る派

最後にオチがあるの多いしね。でもスタッフロールって最近めっちゃ長いので飛ばしたいと思っちゃうw 最後の方にゴジラの咆哮が入り、場面が切り替わる。そしてお約束の海の中に落ちたゴジラの細胞がボコボコっと動き再生しはじめるシーンでおしまい。そしてオリジナルゴジラへなのかな

ツッコミどころはいろんな方面からあるんだろうけど面白かった。

誤字脱字乱文乱ツッコミ失礼しました。セリフはニュアンス的な覚え方してるんで正解は映画へw

ゴジラ-1.0登場人物

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